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michael2016

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jyugoshi 200607

強風は雷電と同じ火星発動機を搭載していることから、川西はその強力なトルクによる機体の偏向性を解消すべく、すでに開発を進めていた紫雲(十四試、火星発動機搭載偵察機)で採用した二重反転プロペラで開発を進めたのが強風の前身である十五試が誕生したのです。
ハセガワから1/72スケールで強風の前期型、後期型のバリエーションで十五試が発売されていましたが、強風キットの流用部が多く尾翼やメインフロート支柱などに修正が必要なキットでした。
今回、アクアラマ強風(前回掲載機)の予備機製作途中で、過去に改造失敗した十五試の機首部品が見つかったので、十五試もどきの二重反転プロペラ搭載”強風(改)”に仕立ててみました。

jyugoshi 200609

おぉ! 力強く二重反転プロペラが回るモーターライズ+イルミ機が出来上がりました。
と、思いたいのですが、実はモーター自力回転は前プロペラだけで、後反転プロペラはモーターライズ出来ていないのです。
上画像は電源投入+ドライヤー風で撮影したものです。
ドライヤー送風をやめると、後反転プロペラは停止してしまいます。

jyugoshi 200608

二重反転をどう実現するかでいろいろ考え、とりあえず前プロペラの送風で後プロペラを反転回転できるのではないか?と思いジャンクパーツ(4枚プロペラ)で試行したところ回転数やや不満ながら行けそうな感じでしたので、後用回転軸を前用回転軸の外周に非接触配置させる手法でトライしたわけです。

jyugoshi 200615

まず後プロペラ回転部を出来るだけ無負荷で回るくらいに精度良く前プロペラ軸に合わせて装着します。
前面の0.1mm白色プラ版は前プロペラの回転振動/微接触による同転防止用です。
ドライヤーの弱送風を50cm放して当てて回る程度には仕上がったのですが、うぅ!プロペラのピッチ角も拡大したのですがこの2枚プロペラでは後を回すほどの力率を実現出来ませんでした。(涙)

jyugoshi 200601

jyugoshi 200606

そのようなわけで、強風前期型ベース十五試風二重反転プロペラ+アンテナ支柱前傾の強風(改)の完成です。
でも、静止状態の機首二重反転はなかなかに格好良く、電源投入せずともフッと息を吹きかける程度で反転回転しますので、これはこれで仲間内の評判は悪くありませんでした。

jyugoshi 200611

今回の経験(悔しさ)から、ミニ四駆のギア部品で1/72に搭載可能な超小型反転二軸ギアモーターユニットを創ろうと思うようになりました。 紫雲か強風か、はたまたコンベアXF-1かワイバーンで、文句なしの二重反転モデルをご覧頂けるように精進致します。

jyugoshi 200613



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